子ども時代からの持病「扁桃腺肥大症」がこんなことになるなんて。

子どもの頃から「扁桃腺肥大」とお医者さんで診断されていました。特にこれまでその病気によっていびきがひどくなったり、呼吸に障害が出たりしたことはありませんでした。そのせいかは分かりませんが、微熱が出ることはしばしばありました。この程度だったので特に気にはしていませんでした。

しかし、21歳の冬のことでした。友だちとの約束を終えて車で帰宅する際に急に激しい寒気と気分が悪くなって運転を続けることが出来なくなりました。なんとか自宅まではと思ったのですが、どちらかの会社(工場)の駐車場に車を停めて、座席のシートを倒したところまでは覚えていますが、後のことは全く覚えていないのです。
気がつけば救急病院の処置室でした。腕は点滴で繋がれていて、体が思うように動かない状態でした。自分自身でも何が起きたのか分かりませんでした。インフルエンザにでもかかったのかと思ったほどでした。しかし、インフルエンザ検査の結果は「NO」。インフルエンザではありませんでした。

両親がその救急病院まで迎えに来てくれて、ようやく自宅へ帰れることに。救急病院では特に病名は診断されず、風邪かなという程度でした。自宅で静養するも、41度を超える高熱は下がらず、喉が痛くて食べることも出来なくなり、最後には唾液さえも飲み込めない状態になりました。4か間その状態が続いたので、病院へ行くことになりました。喉の痛みはありましたが、自宅で鏡を見ることはありませんでした。

病院へ着くと、「急性扁桃腺炎」との診断を受けました。喉の奥にある2つの扁桃腺は腫れ上がり、真っ白になるほどの膿がその扁桃腺を覆っていました。鏡で見た時は気持が悪くなったほどでした。診察を受けてそのまま入院手続きを済ませました。入院なんて今回が初めてでした。入院するなり絶食、点滴と抗生剤の投与が行われましたがすぐにはよくなりませんでした、というのもなかなか扁桃腺に付いた膿が取れず、熱が下がりませんでした。お医者さんには扁桃腺炎でこのような長期入院は珍しいと言われたほどでした。
1週間の入院を終えた頃です、完全にその時点では膿はなくなりました。

しかし、退院後も度々高熱が出て、扁桃腺に膿が付く状態に陥るようになり、1年間仕事にも支障をきたし一時は扁桃腺を取り除く手術も奨められるほどでした。最終的には手術をすることなく、熱が出る頻度もすくなくなり、30歳になるころには熱が出るのが珍しいと思う状態になるほどでした。

この出来事が私が今までに経験した入院したほどの一番大きな病気のお話です。